ガスセパレーター(改正温泉法対応)

　天然ガス分離25年の経験と実績を活かし、自社抗井で試験研究を重ね、改正温泉法対応のガスセパレーターを完成しました。特許番号（No.5242539,No.5674755）

【ガスセパレーターの特徴】

■安全性

　・内部に稼働物が無く、メタンと酸素が混在しません。
　・排出ガスに引火しても他施設に延焼しません。

■大きさ
　・直径６００ｍｍ高さ１６００ｍｍで毎分４００L処理可能です。
　　※前処理をおこなえばガス水比1、濃度96%VOLの温泉をヘッドスペース法2%LELに。

■分離方法

　・ポンプで汲み上げた力を利用し渦流により発泡分離。（圧力損失が０．１Mpa有ります）

■分離槽内の換気
　・空気による槽内換気は爆発やレジオネラ菌のリスクまた温度低下が有るため行わない。

■分離能力

　・単体で基準値以下に下げるための詳細な設定を行います。
　　※ガス水比が０．５以上や脈流のある所では１次処理が必要です。

■防護壁（オプション）
　・防護ジャケット付は立入禁止のフェンスが不要です。

■分離方法

　・メタン１ｔの排出は炭酸ガス２１ｔに相当しますが燃焼すると炭酸ガス２.75ｔ＋エネルギーです。
　・メタンガスを利用する場合も無改造で鉱山保安法にも適応します。

【性能試験及び保険】

　詳細仕様は温泉揚水量、ガス水比、ガス濃度でそれぞれ異なります。

■事前実証試験
　事前に試験器においてテストを行い基準値をクリアーできることを確認後最適仕様を決めます。

■耐久試験
　本製品には消耗部品が有り、現在も当社坑井にて耐久試験継続中です。

■延焼試験
　排出口に着火し給湯ラインや泉源ラインに延焼しないことを確認しています。

■保険
　製造物責任保険加入済み。

【製品表】

【概要図】

・基本的なMG-SP60□□FとMG-SP40□□FHの形状です。SUS（304）製。
・ガス水比、ガス濃度により内部の仕様が異なり、□□部に125、100、80、65、50、40が有ります。
・揚水量に応じ直径を小さくすることが可能です。

　※画像をクリックして拡大できます。

【設置例】

■場所　ミンガス２号井　　　　　　　　　　　　　　　　■場所　佐賀県A温泉
　型式　MGSP60100P、排熱保温ジャケット付　　　　　　型式　MG-SP60100F、防護ジャケット付
　

■場所　岡山県　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　■場所：大分県/型式　MG-SP60125F　
　型式　MG-SP4040F、外周貯湯槽付　　　　　　　　　　温泉、ガス量300L/分、架台に設置
　

■場所　宮崎県T町温泉　　　　　　　　　　　　　　　　■場所　宮崎市J温泉
　型式　MG-SP80100F（SUS 314製）架台に設置　　　　型式　MG-SP60100F、架台に設置　
　　　

■ミンガスR4号井（ガス量550L/分、温泉量５５０L/分）
　MG-SP８０１５０F×２（最大処理能力800L/分）
　分離後ガスは燃料として使用、温泉は施設に供給